ただ単に美しいだけでは物足りない。
心がけているのは「自然の良さ」をできるだけ引き出し、
美しく仕上げる事。
大工は腕が立つようになると、自分のやりたい事をやろうとするものだ。
しかしいい大工ほど施主様の要望に添う形でベストの回答をだす。
そんな大工はどこまでいっても「謙虚」な姿勢を忘れない。
最近はなんでも出来る若い大工を見かける事が少なくなった。
我々は若い頃はなんでもやった。だから大工は何でもできる。
大工は何でもやれなきゃ一人前ではない。
クセのある「木」は注意が必要だ。クセのある「木」は暴れる事が多いからだ。大工は長年の経験から木のクセまで読みとり、どの場所でどういう使い方をするのがベストかを判断する事ができる。
建てた家に何かあったら、なるべく早く施主様の所に駆けつける。
そんなスタンスで今までやってきた。
だから「親戚のように」施主様と付き合える。
施主様は、今迄の種市工務店の施工例から判断し「全て種市さんにおまかせ」といってくれる方が多い。そうやって任されると人として手を抜けない。逆に最善を尽くしていい建物を完成しようとするものだ。
施主様が本当にやりたい事を聞き出し、それを実現する。
相手の事を一番に思いやりプランを実現する為に一からやり直すこともある。いい建物を造るには施主様の話をよく聞く事が大事だ。
最終的には、施主様との「信頼関係」が全てだね。